アレルギー対策にも!? 犬にイヌリン、猫でもイヌリン
(最終更新日: )腸内環境の改善に有益なペット用のプレバイオティクス。イヌリンの販売が始まりました。
ペット用のイヌリンとは何か?
イヌリンはゴボウや菊芋、玉ねぎやさとうきびといった野菜類に含まれる水溶性の食物繊維。お腹の調子を整える上、人間用途では血糖値を下げるというふれこみでも知られています。
が、Forema で着目しているのはアレルギーをはじめとした自己免疫疾患の抑制の面。ペット用腸内細菌解析サービス「byOm(バイオーム)」では、アレルギー疾患をはじめ、軽度から重篤な各種疾患の個体の解析結果を蓄積しています。
その中で、お腹の不具合を抱える個体の腸内で「エンテロバクター科」や「シュードモナス科」の細菌(プロテオバクテリア門)が増えすぎているという事例がしばしば見られます。これらを抑制することで、下痢や軟便といった不具合は比較的早期に改善に向かいます。
イヌリンによる整腸作用は複数の論文で報告されており、事実プレバイオティクスとして既に多くのペット先進国で採用されている成分でもあります。価格もそんなに高くない上、便秘改善(=腸内の健全化)用途でも使用できるので、ぜひ導入をお勧めしたい商品です。
関連記事:「腸内免疫プロテオ」商品リニューアル
犬用のイヌリン、もちろん猫でもOKです
イヌリンは、どうしても犬用っぽい先入観があるかもしれませんが、あくまで成分名なので、猫ちゃん用途でもOKです。実際に複数の犬と猫で効果を検証した海外の論文がいくつかあるのですが、犬の場合は糞便の水分含有量が増え、猫の場合は便の排出量が増え、糞便PHも変化したとの報告があります。
一般的に猫は犬に比べて肉食性が高いため、野菜類などの食物繊維の重要性は犬ほど重要視されていない面があります。一方で自然界においては草食動物を捕食する事で、血や内臓から野菜由来の成分(および消化器系の細菌類が分解した代謝物)を吸収し、また何らかの形(胃の内容物など)で食物繊維を摂取しています。「捕食」という行為が極めて難しい現代日本の飼育環境において、イヌリンは猫にとっても有益な食物繊維(※)と言えます。(※フードに含まれる穀物由来の食物繊維とは別物です)
アレルギーは治るのか?
薬機法的にも、アレルギーが治りますとは書けないのですが、アレルギー症状の増加と関連するグループ(エンテロバクター科など)を抑制できることについては研究報告が複数上がっています。弊社サービスの「byOm(バイオーム)」での事例においても、軟便やお腹の不具合が解消されたという報告は複数存在しています。
尚、アレルギーの本質は腸内の炎症にあります。イヌリンは、炎症を抑制する役割を持つ「バクテロイデス属」といった細菌グループや、腸内粘膜を強化する酪酸産生菌、有益な乳酸菌グループなどの餌にもなるため、プレバイオティクスとして貢献度の高い成分と言えます。
商品ページは下記から
https://fore-ma.com/products/322

Forema Labo チーム
腸内細菌や、環境中の微生物群集の解析~研究を行っています。Forema ラボでの数千件の解析データを元に、犬猫の腸内細菌と健康の関係、腸内環境と全身の健康との関係、そして自然界や生態系の話を発信しています。
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