田んぼや畑の肥料として使用される米ぬか。私たちは食用としての米ぬかを重要視しています。
「米ぬか」とは何か..
「米ぬか」とは、お米の外皮や胚芽のこと。精米機によって除去されル部分です。そしてこの部分にこそ重要な成分が含まれています。(多様な食物繊維類、ビタミンB群、マグネシウムや鉄分などのミネラル、そして玄米特有のガンマ オリザノール etc..)
玄米食から白米食に変わったことで、現代人は「米ぬか」を手放してしまいました。栄養素及び腸内細菌の育成という視点において、精米は廃棄行為そのものです。
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腸内細菌を裏切った!?
米ぬかは常在菌群を育成する
「米ぬか」には複数種の食物繊維が含有されています。主要な部分を占めるヘミセルロースは、酪酸産生菌(らくさんきん)の育成に貢献する他、腸内の重要な常在菌群(バクテロイデス科など)の育成につながります。
腸内細菌のエサが絶たれた
日本に稲作が伝来して3,000年。これ以降、私たちは玄米を中心に命をつなぎ、共生する腸内細菌たちもそれに合わせた固有のパターンを形成してきました。ところが近代化以降、ほぼ全国民が白米に移行し現在に至っています。これは内側から健康を支えてきた主要な腸内細菌群からすれば、一方的に食料を絶たれた状況と言えます。
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メタボ人間
白米で糖質だけ摂取する
お米をはじめ、稲科の穀類はエネルギー部分(胚乳=糖質)と繊維/微量栄養素(胚芽や外殻)に分けることができます。両者を摂取して1つの完璧な食材です。
エネルギーだけの白米を過剰摂取することでメタボの大きな要因となります。
メタボの腸内で増加する細菌
メタボ患者の腸内で増加している腸内細菌も複数特定されています。本来の味方たち(古来から保有する常在菌群)を裏切ったことで、メタボ人間が誕生したと言っても過言ではないでしょう(※)。
※関連領域は腸内にとどまらず、玄米の重要成分であるガンマオリザノールが脳内の視床下部に作用し、強固な肥満患者を改善させたという国内の学術論文があります。
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自己免疫疾患やIBD
IBDをはじめとする自己免疫疾患の個体においては、主要な常在菌群や酪酸産生菌(らくさんきん)の大幅な減少、もしくはバランス崩壊が頻繁に見られます。
ここで失われているグループは、本来玄米で育成されていた細菌たちと重なる事例が多く見られます(※)。逆に言えば、患者の何割かは玄米(もしくは「米ぬか」)によって回復の支援になる可能性があります。
※自己免疫疾患は食生活の偏りも要因の1つながら、決定的な一打は抗生物質の乱用の可能性が高く、その点において、玄米や「米ぬか」の欠如は、原因というよりも増悪要因/回復力欠如と考えるのが妥当かもしれません。
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犬には有益だが猫には最適ではない
お米を主食とする人間の事情を犬や猫に当てはめるわけにはいきません。一方で、人間との共生が長い犬の腸内細菌は人間と重なる部分も多く、「米ぬか」の恩恵はある程度共通します。ただし給餌量は過剰にならないよう注意が必要であり、個体差に応じて飼い主さんが微調整する必要があります。
猫の場合は、本来玄米は食さないため、「米ぬか」は有効な選択肢ではないと考えられます。それでも与えたい場合、ハツカネズミの胃袋のサイズを参考にすると良いかもしれません(概算0.5gほど)。
ネズミ1匹を丸ごと捕食することで、これくらいの量のお米を間接的に摂取していたとすると、「米ぬか」部分はその1割なので0.05gです。1日に3~4匹捕食したとしても0.2g前後なので、あくまで微量にとどめた方がよいでしょう。
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