国産野生種の猪肉を主原料とした犬用総合栄養食「Forema Basis 猪」が販売開始となりました。以下、製品の特徴とメリットをご紹介します。
「Forema Basis 猪」の特徴
原材料の半分がお肉
全体の原材料の半分に生肉を使用しています。
具体的には「猪肉+猪内臓」40%、「国産の旬の魚肉」10%で、全体の半分を占めています。(※サーモンは不使用)
魚肉を使用する理由としては、脂肪酸(オメガ3/オメガ6)やミネラルが、猪肉だけでは不十分なためです。
全体の半分がお肉なので、タンパク質は30%以上です。ドッグフードとしてはかなり高い数値のため、ぜひ他と比較してみてください。
5種の内臓をふんだんに使用
レバーを中心に、内臓類は栄養素の宝庫です。Forema Basis 猪では、肝臓、心臓、肺、脾臓、腎臓の5種の内臓を一定量加えています。ざっくりとした比率ではありますが、本来のお肉と内臓の比率(1頭が持つ比率)を目指して使用しています。
猪の内臓は、実はかなり入手が難しく、安定供給できないという致命的な問題があります。よって、国内で実現しているフードは見当たりませんでした。
Foremaでは長年にわたって多くの生産者さんたちとやりとりを重ねてきたため、この点を解消する事で製品化を実現しています。
添加物や保存料不使用
いまや当たり前となりましたが、保存料や香料、化学調味料、オイルコーティングなど、体にとって不利益となるものは使用していません。1パック650gという少量のため、乾燥と脱酸素剤によってカビや腐敗を防いでいます。(なので早めに使い切ってください)
なぜ保存料や防腐剤が必要かを考えると、大量生産の大袋かつ長距離輸送、長期備蓄という、家畜飼料的な産業構造による問題と理解できます。
Foremaでは、基本的に直販の上、全て国内で賄っているため、従来のフードに見られがちなデメリットと無縁でいられます。
腸内細菌研究から生まれたフード
自社ラボで蓄積したデータを活用
フードの原材料を選定する際、自社ラボで解析した1000頭前後の犬/猫の腸内細菌データを大いに活用しています。
疾患の個体で共通してみられる腸内細菌パターンや、腸内細菌グループを特定し、その上流にあるであろう食材や成分を回避する事で、愛犬にとって限りなくデメリットの少ないフードに仕上げました。
4種の乳酸菌
乳酸菌は250種以上が存在します。乳酸菌の良し悪しや、効果の出やすい使い方、またフードで目指すべき用途、サプリとの使い分けなど、多くの選択において、ラボでのデータが有効に生きています。
今回採用した4種の乳酸菌群(死菌3種/生菌1種)の内、2種は国内のフードではほぼ実例がない種/株を使用しています(ラクチプランチバチルス属2種)。一方で事前に人体実験も繰り返し、腸内細菌への好影響を確認し、犬においても良い結果が得られたため、採用に至っています。
関連商品:犬の整腸に23種の乳酸菌サプリ
4種のプレバイオティクス
オリゴ糖3種とイヌリンという、王道的なプレバイオティクスを使用しています。ここで使用しているオリゴ糖3種は、弊社サプリで定評のある「3重オリゴ+酵母」と同じものを使用しています。ただし、フードという趣旨であるため、サプリに比べると使用量は多くはないため、その点は区別してご理解をお願いいたします。
関連商品:愛犬のためのオリゴ糖サプリ
Forema Basis デメリット
最後に、デメリットも記載しておきます。
価格帯の問題
国内の一般的なフードと比較すると、Forema Basisは高価格帯の商品です。原価の高い原材料をたくさん使用すると、当然ながら高額になってしまうのが理由です。
高い、それでもいいものを使ってあげたい。そういう方も多いかと思います。
Forema Basisに限らず、世にある良質なフード(高額)は、必ずしも毎日ではなくても良いと私たちは考えています。
価格的に厳しい場合は、週に2度とか、夜だけなど、他のフードとのローテーションの中に組み入れるところから始めてあげてください。(もしくは手作り食のトッピングなど)
ドライフードという形状の問題
私たちは、ドライフードという形状が最善とは考えていません。本来であれば犬にとって最適なお肉を中心に、さまざまな食材を使用してあげる事をおすすめします。
とは言え、現実的な選択肢として、ドライフードは除外できません。
普段手作り食の人は、栄養成分の補充と安定のため、また時には手抜きをしたい時のためにも、Forema Basisをご活用ください。
もしも普段からドライフードの人は、変化をつけるため、またより良い主成分のフードを部分的に取り入れるためにも、バリエーションの1つとして加えてみてください。猪のドライフードは希少なため、既存のフードと重複することは多くないはずです。