犬と猫の乳酸菌の話

犬と猫の乳酸菌の話

誰もが知る乳酸菌。ところが「乳酸菌って何?」の質問に答えられる人は多く無いのではないでしょうか? ここでは、乳酸菌のおおまかな概要をサラリと解説します。

結局、乳酸菌って何なんですか?

乳酸菌の定義

乳酸菌とは、餌を食べ乳酸を生み出す細菌たちの総称です。具体的には、糖から50%以上の乳酸を代謝する細菌たちの総称として「乳酸菌」という言葉が使用されています。

乳酸菌は2021年にも再分類が行われ、現在では400種以上が知られています。

一般的には「ラクトバチルス属」を中心とした細菌たちが乳酸菌として商品化されている事が多く、乳酸菌種の中からさらに独自の株を選定したブランディングが、大手企業を中心に行われています。  

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乳酸菌の働き

乳酸菌の役割は整腸です。お腹の調子が良くなる事が多いです。もう少し詳しくいうと、例えば酢酸を生み出す事で腸内のphを下げ、弱酸性に傾けます。

病原性細菌はアルカリ性を好む傾向があり、逆に弱酸性だと増殖しにくいため、結果として感染症抑制につながります。お漬物が腐らないのも原理は同じで、腐敗菌らの増殖を防ぎます。

またバクテリオシン(※)と呼ばれる産生物質は宿主にとって有用な働きをする事が多く、こうした一連の働きによって、いわゆる「善玉菌」としての地位を不動のものにしています。(※ロイテリ菌のロイテリンなどが有名です)

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健康個体と,そうでない個体の乳酸菌

健康な個体は乳酸菌を多めに保有する傾向がありますが、量と共に重要なのが多様性です。

多種類の乳酸菌を多く保有している個体の腸内では、多くの場合、「ウェルシュ菌」や「レンサ球菌」といった病原性細菌たちが減少します。

一方で、疾患の個体の腸内では乳酸菌群は枯渇に近いか、もしくは検出があっても多様性がとても低いか、の2パターンに集約される傾向があります。

大半のメーカーが自社乳酸菌の1種をPRしますが、それは最善の方法ではないと考える事ができます。

愛犬/愛猫の乳酸菌を増やすには?

腸内に保有する乳酸菌たちを増やし育てるには、複数の乳酸菌製品、そして複数の発酵食品が有益な選択肢です。

人間の場合、身近にあるものを手当たり次第試しながら、体に合うものを探してみるのがいいですね。

一方、犬や猫の場合、塩分の問題からも選択肢が減ってしまいます。とは言え、自家製で糠漬けなどをつくり、乳酸菌が増えてきた段階で小分けにし、別途材料を足していく事で減塩+発酵が可能です。他にも、信頼できるメーカーの乳酸菌サプリを併用する事で、腸内の乳酸菌群育成は十分可能です。

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乳酸菌が目的となってはいけない

乳酸菌は、キャッチコピーとして乱用されがちです。乳酸菌を吟味し続ける中で、いつの間にか乳酸菌自体が目的になる時があるかもしれません。

乳酸菌は、腸内環境正常化のための、あくまで1つのパーツです。それ自体が目的にってしまう事は避けたいものですね。

関連ページ:犬と猫の乳酸菌/整腸サプリ一覧

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